【ドラマ座談会】「高島頑張れ」に共感、ポケモンよりハマる北川景子「ＧＯ」
2016年07月30日 13:30
芸能
７月スタートのドラマが出そろった。夏らしいキラキラした恋愛作品から定番の刑事ものまで今回も多彩なラインナップ。スポニチアネックスの記者が初回を見て感想を語り合う「座談会」。取り上げるのはこの６本。
――今クール、放送前に最も注目を集めたのは高島礼子主演の「女たちの特捜最前線」（テレビ朝日）だったのでは。
Ｓ記者 夫の高知容疑者逮捕、高島は警官役とあって確かに注目しちゃいました。刑事ものだしシリアスかと思いきや、流れが軽快で面白く、ストーリーに集中できた。
Ｎ記者 放送中止を心配する声があったり、初回はネットに「高島頑張れ」の声があふれた。普段はこの毛色の作品には興味ないけど「今回は見た」って人も多かったみたい。
Ｋ記者 アラフィフ熟女警察官たちが事件を解決しちゃうっていう、何ともいえないほのぼの感。ただ、高島はじめ、宮崎美子や高畑淳子らベテラン役者陣はさすが。安心して見ていられます。
――バリバリ働く女性を描いた作品も目立つ。まずは住宅売買を仲介する営業課を舞台にした北川景子主演の「家売るオンナ」（日本テレビ）。
Ｋ 同枠でヒットした「家政婦のミタ」が頭に浮かんだ。北川の振り切った演技は気持ちいいけど、部下に厳しくパワハラすぎる感もあって、個人的にはハマれない。
Ｎ 確かにドラマでなければパワハラで訴えられそうだけど、北川の能面のような表情から放たれる「ＧＯ！」の怒号はかなりハマる。歩きスマホがウザい「ポケモンＧＯ」よりこっちの「ＧＯ」の方が断然好き。
Ｙ記者 無機質な雰囲気を持つ主人公が周りを巻き込んで突き進んでいくが、最終的にはハートフルというか、うまく話がまとまる物語になりそう。
――一方「営業部長 吉良奈津子」（フジテレビ）は、松嶋菜々子主演の、仕事と家庭の両立を図る女性の奮闘劇。
Ｙ 「保育園落ちた、日本死ね」など世の中の話題とリンクするような内容なので注目している。リアリティーある展開になったら面白そう。
Ｋ キャリアウーマンの結婚、出産、育児、復職。伊藤歩演じるベビーシッターを頼むも夫と怪しい関係になったり、そのベビーシッター自体が怪しかったりと盛りだくさん。すべての問題と闘う姿を描きたいんだろうけど、その分一つひとつが薄っぺらく感じてしまう。
Ｓ ただただ、ベビーシッターがどう物語をかき回すのか気になります。
Ｋ 伊藤本人も会見で「一気にサスペンス感が出る」って言ってたけど、本当にそんな感じ。気になる存在なのは確か。
――では、ラブストーリーから２本。「好きな人がいること」（フジテレビ）は湘南が舞台。
Ｎ 「イケメン・湘南・スイーツ」と女性の飛び付きそうな要素がたっぷりだけど、どこか「おばさん立ち入り禁止」的な内容で付いていくのに必死。若い子は胸がキュンキュンしてるんだろうけど。
Ｙ 確かに「若者にとっての理想の夏」が詰まった感じで、おじさんにとってもまぶしい。ただ、重いテーマでもなく週初めの月曜会社帰りにみるのにちょうどいい。
Ｓ ２０代前半の僕ですら、やや置いていかれそうになりましたが「夏の月９」はこのぐらいキラキラしてないと！
――爽やかさから一転「せいせいするほど、愛してる」（ＴＢＳ）は不倫がテーマ。
Ｓ 不倫ものだけど純愛ストーリーに見えるのは、滝沢秀明と武井咲のビジュアルが完璧だから？
Ｋ なぜ、お互いが恋に落ちたのか、ポイントが不明確でちょっと急展開すぎ。この話が純愛なのか？って考えると、どうなんだろう。奥さんがいても好きになっちゃった、でも純愛ですって…個人的には共感できません。
――最後は「ＯＮ 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子」（フジテレビ）。波瑠の朝ドラ「あさが来た」の次で、民放初主演の連続ドラマとして話題に。
Ｋ あさのイメージで見るとだいぶ驚く役柄。比奈子が謎に満ちていて怖い！妙に澄んだ目が、逆に異常性が出ているというか。
Ｙ 猟奇的な事件を扱って“ちょっとサイコ”な内容が面白い。犯罪ものとしてはしっかり見られる作品。ただ、個人的には、主人公の親友役で出演した篠田麻里子が初回で殺されてしまって残念…。
Ｎ 「食事中の人は注意」っていうくらいのグロテスクな殺人現場のシーンが印象的。その凄惨な場面で目を輝かせている比奈子。これが何を意味するのか今後が楽しみ。ちなみに、比奈子を真似てココアに唐辛子を入れて飲んでみましたが、まずかった。
【座談会出席者】Ｎ記者＝４０代女性、Ｋ記者＝４０代女性、Ｙ記者＝３０代男性、Ｓ記者＝２０代男性。
Ｓ記者 夫の高知容疑者逮捕、高島は警官役とあって確かに注目しちゃいました。刑事ものだしシリアスかと思いきや、流れが軽快で面白く、ストーリーに集中できた。
Ｎ記者 放送中止を心配する声があったり、初回はネットに「高島頑張れ」の声があふれた。普段はこの毛色の作品には興味ないけど「今回は見た」って人も多かったみたい。
Ｋ記者 アラフィフ熟女警察官たちが事件を解決しちゃうっていう、何ともいえないほのぼの感。ただ、高島はじめ、宮崎美子や高畑淳子らベテラン役者陣はさすが。安心して見ていられます。
――バリバリ働く女性を描いた作品も目立つ。まずは住宅売買を仲介する営業課を舞台にした北川景子主演の「家売るオンナ」（日本テレビ）。
Ｋ 同枠でヒットした「家政婦のミタ」が頭に浮かんだ。北川の振り切った演技は気持ちいいけど、部下に厳しくパワハラすぎる感もあって、個人的にはハマれない。
Ｎ 確かにドラマでなければパワハラで訴えられそうだけど、北川の能面のような表情から放たれる「ＧＯ！」の怒号はかなりハマる。歩きスマホがウザい「ポケモンＧＯ」よりこっちの「ＧＯ」の方が断然好き。
Ｙ記者 無機質な雰囲気を持つ主人公が周りを巻き込んで突き進んでいくが、最終的にはハートフルというか、うまく話がまとまる物語になりそう。
――一方「営業部長 吉良奈津子」（フジテレビ）は、松嶋菜々子主演の、仕事と家庭の両立を図る女性の奮闘劇。
Ｙ 「保育園落ちた、日本死ね」など世の中の話題とリンクするような内容なので注目している。リアリティーある展開になったら面白そう。
Ｋ キャリアウーマンの結婚、出産、育児、復職。伊藤歩演じるベビーシッターを頼むも夫と怪しい関係になったり、そのベビーシッター自体が怪しかったりと盛りだくさん。すべての問題と闘う姿を描きたいんだろうけど、その分一つひとつが薄っぺらく感じてしまう。
Ｓ ただただ、ベビーシッターがどう物語をかき回すのか気になります。
Ｋ 伊藤本人も会見で「一気にサスペンス感が出る」って言ってたけど、本当にそんな感じ。気になる存在なのは確か。
――では、ラブストーリーから２本。「好きな人がいること」（フジテレビ）は湘南が舞台。
Ｎ 「イケメン・湘南・スイーツ」と女性の飛び付きそうな要素がたっぷりだけど、どこか「おばさん立ち入り禁止」的な内容で付いていくのに必死。若い子は胸がキュンキュンしてるんだろうけど。
Ｙ 確かに「若者にとっての理想の夏」が詰まった感じで、おじさんにとってもまぶしい。ただ、重いテーマでもなく週初めの月曜会社帰りにみるのにちょうどいい。
Ｓ ２０代前半の僕ですら、やや置いていかれそうになりましたが「夏の月９」はこのぐらいキラキラしてないと！
――爽やかさから一転「せいせいするほど、愛してる」（ＴＢＳ）は不倫がテーマ。
Ｓ 不倫ものだけど純愛ストーリーに見えるのは、滝沢秀明と武井咲のビジュアルが完璧だから？
Ｋ なぜ、お互いが恋に落ちたのか、ポイントが不明確でちょっと急展開すぎ。この話が純愛なのか？って考えると、どうなんだろう。奥さんがいても好きになっちゃった、でも純愛ですって…個人的には共感できません。
――最後は「ＯＮ 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子」（フジテレビ）。波瑠の朝ドラ「あさが来た」の次で、民放初主演の連続ドラマとして話題に。
Ｋ あさのイメージで見るとだいぶ驚く役柄。比奈子が謎に満ちていて怖い！妙に澄んだ目が、逆に異常性が出ているというか。
Ｙ 猟奇的な事件を扱って“ちょっとサイコ”な内容が面白い。犯罪ものとしてはしっかり見られる作品。ただ、個人的には、主人公の親友役で出演した篠田麻里子が初回で殺されてしまって残念…。
Ｎ 「食事中の人は注意」っていうくらいのグロテスクな殺人現場のシーンが印象的。その凄惨な場面で目を輝かせている比奈子。これが何を意味するのか今後が楽しみ。ちなみに、比奈子を真似てココアに唐辛子を入れて飲んでみましたが、まずかった。
【座談会出席者】Ｎ記者＝４０代女性、Ｋ記者＝４０代女性、Ｙ記者＝３０代男性、Ｓ記者＝２０代男性。
