駿河太郎 共感できなかった夢二役「しゃあないなと思ってくれれば」
2016年07月30日 13:02
芸能
妻役の黒谷、最も愛した女性・彦乃役の小宮との三角関係に陥るため、「共感できるとは言えないですよね。もう、しゃあないなと思ってもらえたらいい」と苦笑い。黒谷も、「孤高すぎて、夫婦なのに最初から距離が近くなかったので、しゃべりたいのにしゃべれない。現場はつらかった」と振り返った。
映画に込めたメッセージを聞かれた宮野監督は、「ありません。見た人の心に何かしらがしみてくれればいい」ときっぱり。だが、駿河が「愛のことを考えるきっかけになったり、やりたいことと現実のギャップを見つめ直すなど、いろんなものが詰まっている。エンターテインメント性はないと思いますけれど、日本映画として海外で勝負できる作品にはなった」と軌道修正しながら、自負をのぞかせていた。