ロンブー淳 V系バンドも本気「楽しませることはお笑いも音楽も一緒」
2016年10月01日 10:00
芸能
その後リリースはデモCDだけという時期が続いたが、「お店に僕らのCDがあるってことが新しいお客さんを呼び込んだり、存在していることを示すために全国流通に乗せないといけないんだとようやく気が付いて。レコード会社に『すいません、もう1回CD出したいんですけど』ってお願いしたら意外とすんなりいった。それで再始動したばかり」と淳が経緯を説明した。
お笑い芸人が集まって結成されたバンドだが、淳は「『二足のわらじ感』がなくて。エンターテインメントで目の前のお客さんを楽しませるということはお笑いも音楽も一緒。方法が違うだけ」と説明する。
芸人からもミュージシャンからも「バンドなんてやって」と批判的な意見を浴びることがあるが、淳は「(芸人かミュージシャンかどうかは)関係ないって思うんですよね。一緒にライブやってどっちがお客さん楽しませられるか勝負しましょうよって自信持って言える」と意に介さない。「ニブンノゴ!」森本英樹(38)も「楽しませられない現場はなかった」と言い切る。
05年にライブ活動をスタートさせ、今年で活動11年目。「二足のわらじ感がない」とは言え、“本業”がある中でここまで続けてきたビジュアル系バンドの魅力は何なのか。「ビジュアル系はネオ歌舞伎だと思う。世界に通用する日本の文化だと思うんですよね」(淳)。
実際に台湾で人気があり、ライブで訪れた際には「日本のマイケル・ジャクソンが来た」と現地紙に書かれたこともある。淳は「マイケル・ジャクソンと俺の写真が並べてあった」と、うそのような本当の話を振り返って笑いながら「台湾で結果出して、台湾から中国に行って大きなバンドになって。『ドえらいことやっているらしいよ』って日本で話題になるのは夢の1つですよね」と密かに逆輸入を夢見ていることも明かした。