西川きよし(70)には旭日重光章が贈られた。1986年、参院議員に転身。3期18年をかけて福祉問題に取り組んだ一本気な活動が栄誉につながった。
「小さなことからコツコツと福祉に精進してまいります」とコメントを発表した。人気を博した漫才コンビ「横山やすし・西川きよし」の結成は66年。翌年から、老人ホームなどへの慰問を続けてきた。「タレント議員」という世間からの目も、持ち前の実直さではね返した。「(国会の)開会式に臨んだ時は感無量で、ここからがスタートなんだ、死ぬ気で頑張るんだと自分に言い聞かせて身震いしたことを鮮明に覚えています」と振り返った。