山崎育三郎、岩ちゃん、加藤諒…16年ブレーク俳優は“マルチ派”
2016年12月29日 10:00
芸能
ダンスとは違う表現力。役者としての魅力を放ったのがこの2人。
まずは、「三代目J Soul Brothers」のダンサーで、「岩ちゃん」の愛称で親しまれる岩田剛典(27)。「三代目…」での活躍は説明するまでもないが、俳優としても実績を積んできた。11年、日本テレビ「ろくでなしBLUES」でドラマデビューし、今年6月公開の「植物図鑑 運命の恋、ひろいました」で映画初主演。10月期のTBS系「砂の塔」で見せた爽やかさは、タワーマンション内のドロドロとした人間関係を描写する中での清涼剤にも。キレある舞いはなくても、その魅力にキュンとした女性も多かったはずだ。
太い眉にキレキレのダンスでおなじみの加藤諒(26)も、俳優としての顔を存分に披露した。10歳の時にフジテレビ系「あっぱれさんま大先生」に出演するなど子役として活躍、その後は映画やドラマに出演を重ねた、実はベテラン俳優。バラエティー番組でキャラクターの濃さばかりがクローズアップされていたが、今年はNHK連続ドラマ「とと姉ちゃん」、宮藤官九郎脚本の日本テレビ系「ゆとりですがなにか」など話題作品で“本領発揮”。
また、俳優・村上淳(43)を父に、歌手のUA(44)を母に持つ村上虹郎(19)も忘れてはならない一人。14年に、高校生ながら「2つ目の窓」で映画初出演にして初主演を果たすと、その後も単発、連続でドラマに引っ張りだこ。今年に入り、5月公開の映画「ディストラクション・ベイビーズ」では、柳楽優弥(26)、菅田将暉(23)ら若手演技派に引けを取らない存在感を見せ、TBSドラマ「仰げば尊し」では不良グループのリーダー役を好演。尖った雰囲気を醸しながら、少年ならではの繊細な部分も表現しきり、ファンの目を引き付けたことも記憶に新しいところ。17年はどんな色を放つのか、目が離せない。