木下晴香 ジュリエット役抜てきの現役高校生、本格デビューへ誓う「全力」
2016年12月31日 08:00
芸能
幼少時からダンス、ミュージカルを地元でレッスンを受けてきたが、“ロミジュリ”が本格デビューとなる。19日に行われた公開稽古では「日々自分の課題と戦っています」と話していたが、徐々にジュリエット役に入り込んできている。
作品はシェークスピア原作、中世イタリアを舞台にしたロミオとジュリエットの悲恋を描く、世界中で上演されてきた名作。そのジュリエット役については「初めのうちははかなさを大事にしていきたいと思っていましたが、芯の強さがないと(大胆な)行動は起こせないと思った」と稽古を進めるうちに、役のイメージにも変化を感じている。
ロミオからのいちずな愛情の受け止めには「リアクションを大事に。舞台上でイメージを膨らませていきたい」と語る。ロミオ役は古川雄大(29)、大野拓朗(28)のダブルキャストだが、2人とは「距離が近づいてきて気持ちが入るようになった。先輩に引っ張ってもらっている」と信頼感も高まっている。自らが考える作品の注目ポイントについては「曲のメロディー、リズムが素晴らしいのと、ダンスの迫力」とエネルギッシュな点をアピールした。
ジュリエットは乃木坂46・生田絵梨花(19)とのダブルキャスト。木下にとって生田は「テレビで見ていた人」と言いつつ「仲良くしてもらえてうれしい。(役を)相談しあって作り上げていける心の支え」とともに高めあう存在となっている。
3月には高校を卒業する。同級生も大学受験の時期とあって、ともに健闘を誓ったという。今後は芸能活動を進めていく木下は来年について「この舞台を全力でやらせてもらって、地道に歌もダンスも芝居もレベルアップできれば。幅広い役ができるミュージカル女優になれるよう次につなげたい」と、向上心をもって未来を見据えていた。
大阪公演は2月22日〜3月5日、梅田芸術劇場。