「沈黙」インパクト大の演技に称賛 「オスカーに最も近い」イッセー尾形
2017年01月15日 09:30
芸能
巨匠スコセッシ監督の新作とあって注目度は高く、12日に窪塚、浅野忠信(43)、イッセー尾形(64)が東京都千代田区の日本外国特派員協会で行った会見は、席に座りきれず立ち見が出るほど記者や関係者が集まった。「役をどのように解釈したか」「スコセッシ監督と他の監督の演出の違いは」など活発な質問が飛び、会場は熱気に包まれた。
スコセッシ監督は米アカデミー賞の常連で、今年も候補に名前を連ねる可能性が高い。日本人キャストの中で、「オスカーに最も近い」と見られているのが、長崎奉行の井上筑後守を演じたイッセー尾形だ。主人公に棄教を迫る役どころを、狡猾かつ老獪に演じインパクトは絶大。昨年12月、アカデミー賞の前哨戦の一つとされるロサンゼルス映画批評家協会賞で助演男優賞の次点となったことから、映画関係者の間では期待が高まっている。第89回アカデミー賞のノミネートは24日に発表される。(記者コラム)