武田鉄矢「精霊…」で役作りに苦悩「アドリブが言える世界ではない」

2017年01月15日 14:32

芸能

武田鉄矢「精霊…」で役作りに苦悩「アドリブが言える世界ではない」
大河ファンタジー「精霊の守り人最終章」出演者発表会見で、セットで撮影に参加した(左から)米良美一、渡辺いっけい、東出昌大、綾瀬はるか、鹿賀丈史、板垣瑞生、花總まり、武田鉄矢 Photo By スポニチ
 女優の綾瀬はるか(31)が主演するNHKの大河ファンタジー「精霊の守り人 最終章」(11月スタート、総合、全9回)の出演者発表会見が15日、都内のスタジオで行われ、昨年10月に亡くなった平幹二朗さん(享年82)の代役として加わる鹿賀丈史(66)のほか、渡辺いっけい(54)、米良美一(45)、花總まり(43)、武田鉄矢(67)らがお披露目された。
 作家・上橋菜穂子さん原作の長編ファンタジーのドラマ化のシリーズ第3弾。架空の国を舞台に、王チャグムを連れて逃避行する用心棒・バルサの冒険を描く。主人公のバルサを演じる綾瀬は2年前から大作の撮影に臨んでおり、「物語の世界観、人間ドラマ、アクション、すべてにおいてシーズン1よりスケールアップしています。頑張って撮影しています」とPR。シーズン1では子どもだったが、立派な皇太子へと成長したチャグムを演じる板垣瑞生(16)は「小さかった子が最後はここまで戦えるようになるのかを見ていただきたい」と話した。

 バルサの故郷・カンバル王国の元氏族長・ラルーグ役で新たに加わった武田は「早い段階から台本をいただいて、半年ぐらい台本を睨んでいたが、何がなんだかわからなかった。いきなり神話世界が広がっているので、アドリブが言えるような世界ではなかった」と役作りに苦悩したことを告白。それでも「神話の中に身をおいて、与えられた役を演じていこうと。薄っぺらな正義や、何とかファーストというのが世界的には流行っているが、世界はそんな単純なものじゃない。呪われているような出来事が祝だったり、幸運なことも邪悪なものだったりする。一元の正義では測れないということを伝える、大きい物語だと思う」と物語の魅力を熱弁した。そんな中、「ごめんなさい、役名を忘れてしまった…」と苦笑する場面も。板垣から役名を教えてもらい、「自分の役を忘れるぐらいの神話世界です」と慌ててフォローし、笑いを誘った。

 シリーズ第2弾となる「精霊の守り人 悲しき破壊神」(土曜後9・00)は21日にスタート。会見には第1シリーズから出演する東出昌大(28)も出席した。また、今回の会見には出席しなかったが、中川晃教(34)、降谷建志(37)、上地雄輔(37)、林家正蔵(54)らの第3シリーズへの出演も発表された。

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