日本語詞でも盛り上がる X JAPAN、英聖地で見せた自信
2017年03月12日 09:00
芸能
欧米に人気が広がったのはバンドを再結成した07年以降だが、現地のファンは97年の解散前についても詳しい。インターネットなどで調べて学んでいるのだろう。98年に亡くなった元ギタリストのhideさん(享年33)を信奉するファンが多く、ロンドン公演では髪の毛をピンク色に染めている観客が目立ち、スクリーンにイエローハートのギターが映し出されただけで「ヒデー」と悲鳴に似た歓声がわいたほどだ。
YOSHIKIは終演後、記者に「英訳バージョンはあえてやらなかった」と明かした。ヒット曲の「紅」や「Rusty Nail」は英語詞バージョンがあるが、ファンはきっと覚えているだろうと、あえてオリジナル版を披露。その狙い通り、日本語で歌いながらノリノリになっているファンが多くみられた。「ファンが温かくて、逆に盛り上げてもらった」とYOSHIKI。欧米のファンの熱心さには、いつも感心させられる。