X JAPAN 7月日本公演決行 YOSHIKIはピアノで参加 アコースティック形式に

2017年06月09日 15:15

芸能

X JAPAN 7月日本公演決行 YOSHIKIはピアノで参加 アコースティック形式に
「X JAPAN」日本公演決行発表会見(左から)PATA、ToshI、HEATH Photo By スポニチ
 「X JAPAN」が9日、都内で緊急会見を開き、YOSHIKI(年齢非公表)の人工椎間板置換手術のため開催を協議中だった7月のライブ「X JAPAN WORLD TOUR 2017 WE ARE X」の日本公演を決行することを発表。術後のYOSHIKIはドラムを封印、ピアノだけの演奏とし、公演内容がアコースティック形式になることも明かした。
 会見に臨んだボーカルのToshI(51)は冒頭のあいさつで、決行決定に至った経緯を説明。YOSHIKIの手術後、担当医や関係者の意見を聞いた上での判断だったこと、さらに「リハビリを乗り越えるための目標にしたい。目標が活力になる。目標を持ってファンと時間をともにしたい」という、YOSHIKIの強い要望もあったという。

 ただ、YOSHIKIは手術直後のためドラムではなくピアノだけでの参加だといい、公演内容はアコースティック主体になることも明らかに。タイトルも「X JAPAN WORLD TOUR  2017  WE ARE X Acoustic Special Miracle 奇跡の夜 6DAYS」に変更されたことも発表された。

 「通常の形式ではないですが、今だからできる最高のパフォーマンスをして、素敵な時間を共有したい。アコースティック公演は初めて。ワクワクしながらリハーサルや本番に臨みたい」とToshI。ギターのPATA(51)は「ファンの方々が納得できるコンサートをやりたい」。ベースのHEATH(49)も「どんな状況でもベストを尽くしたい」と抱負を語った。

 会見には米ロサンゼルスからYOSHIKIが電話で出席。手術後初肉声を披露し、まずはファンへ謝罪。さらに「ドラムは叩けませんが、ピアノで演奏させてもらって、ステージに立たせていただいて、次の目標に向かっていくということをさせていただければ」と話したほか、最後のあいさつでは、時折言葉を詰まらせながらも「感動的な空間をつくり、最高のコンサートにしたい」とメッセージを送った。

 YOSHIKIは、約半年前に頸椎椎間板ヘルニアの症状が悪化。手や腕にまひ、強度のしびれなどの症状が表れ、演奏に支障を来すようになっていた。精密検査で「頸椎椎間孔狭窄(きょうさく)症」と診断され、米ロサンゼルスで現地時間5月16日に頸椎(けいつい)の人工椎間板の置換手術。無事成功した。

 5月の公演はすべてキャンセル。7月の日本公演、8、9月のディナーショーの開催へ向け模索を続けていた。

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