戦後最年長の65歳で真打ちに昇進した講談師の神田紅葉(かんだ・もみじ、本名矢光純子=やこう・じゅんこ)さんが25日午前1時34分、胆のうがんのため東京都新宿区の病院で死去した。66歳。長野県出身。葬儀・告別式は30日午前11時から東京都新宿区上落合3の34の12、落合斎場で。喪主は夫矢光善美(やこう・よしみ)氏。
2001年に講談師の神田紅さんに50歳で弟子入り、06年に二つ目に昇進した。真打ち昇進を目前にがんが発覚。昨年7月に真打ち昇進が正式に決まった後は抗がん剤治療を受けながら稽古を続け、同9月に戦後最年長となる真打ち昇進を果たした。
今年に入って3回の高座をやり遂げた。今月4日に埼玉県所沢市での講談会に出演したのが最後となった。