岡田惠和氏新作「ユニバーサル広告社」に和久井映見ら「ひよっこ」勢再集結
2017年09月29日 06:00
芸能
岡田氏は沢村を「真っすぐで繊細で気取りがなく、美しい演技をする。何度でも仕事がしたい、書きたい、沢村さんとの仕事、とても楽しみです」と評価している。今回、和久井らについてのコメントはないものの、「ひよっこ」で培った信頼関係は堅いはず。「ユニバーサル広告社」も「ひよっこ」の世界観に通じる涙と笑いの人情ドラマだけに、和久井らの演技に期待が集まる。
「ユニバーサル広告社」は、岡田氏にとって「ひよっこ」後の最初の作品。沢村もテレ東連ドラ主演は初となり、これにより在京民放キー局の連ドラ主演を制覇する。
原作は、直木賞作家・荻原浩氏(61)の「ユニバーサル広告社」シリーズの「花のさくら通り」。以前は一流広告代理店の売れっ子だったが、独立が思い通りにいかず、弱小の「ユニバーサル広告社」に拾われたコピーライター・杉山(沢村)が、港町の寂れたシャッター商店街を舞台に、街の人々の依頼に日々奮闘する姿を描く。
和久井はテレ東ドラマに初出演で、今作のヒロインに抜擢。商店街にある純喫茶“ジュルビアン”の看板娘・藤沢さくら役で「ユニバーサル広告社の皆さんとの場面、沢村さん、片瀬さん、要さん、三宅さん、撮影中のチームワークというか、そこにある空気があったかく前に進んでいく感じが本当に素敵でカッコよくて。さくらが広告社の皆さんと出会って、感激、感動を覚えたように、私自身もご一緒させていただける時間、すごくうれしいです。さくらは自分の抱えていること、自分の暮らす商店街に思うこと、いろいろありながら、このユニバーサル広告社の皆さんとの出会いによってまた人生が動き出す、好奇心も忘れない明るさも持った女性です。魅力的に演じられるよう頑張りたいです」と張り切っている。
三宅はユニバ―サル広告社の社長・石井健一郎役。「昨今、視聴率第一主義のテレビドラマ界は、設定が奇抜だったり、マンガが原作という作品が多いように思われます。そんな中で『家族が揃って楽しめる昔ながらのホームドラマを復活させたい』という想いに賛同して、参加させていただきました。岡田惠和さんの創り出す面白おかしいセリフを大切にしつつ、楽しく演じたいと思っています。出演者には、岡田ワールド体験者が多く、撮影初日から自然と和気あいあいとした楽しい雰囲気になりました。この空気は、きっとテレビの画面からも感じていただけると思います」と“ひよっこ再び”を予感している。
やついは親が残した遺産をネットオークションで売ることで食いつないでいるという商店街の住人・城田光役。ほかに片瀬那奈(35)がユニバーサル広告社経理担当の猪熊エリカ、要潤(36)が同社ウェブデザイナーの村崎六郎、でんでん(67)が純喫茶“ジュルビアン”のマスター・藤沢宏、入江甚儀(24)が商店街の案内放送を担当している一の瀬始を演じる。