「ドクターX」好調も テレ朝の課題は“新ドラマ”
2017年11月12日 13:30
芸能
週刊誌記者 初回放送の視聴率が20・9%で今年の民放連ドラ最高を記録した。今回でシリーズ第5弾。一匹狼の女医が毅然(きぜん)と組織に立ち向かう姿は、その先の話の流れが分かっていても面白い。
ワイドデスク テレ朝の編成幹部は好調の理由を「米倉涼子さんをはじめとするキャストの魅力、その魅力を引き出す脚本の良さ、チームワークの充実。総合力がいい」と分析していた。シリーズを重ねるにつれて、より盤石になっていくのだろう。
本紙デスク 社長も「ドクターXについては、良い話しか聞こえてこない」とホクホク顔だった。
リポーター 同じテレ朝の「相棒」も好調ですね。大門未知子はとにかく格好いい女性ですけど、杉下右京(水谷豊)の安定感も抜群ですよ。あと忘れちゃいけないのが「科捜研の女」。3作品の中で最多のシリーズ第17弾です。
週刊誌記者 つまり、テレ朝のヒットドラマはシリーズものばかり。関係者も「新たな主人公と新たな物語のドラマを生み出すことが課題」と言っている。シリーズものが終わる時のことも考えなきゃいけない。といっても、今クールはテレ朝が圧倒してるね。
リポーター TBSの「陸王」も好調です。役所広司さんが演じる社長が、どこか応援したくなるキャラクターで感情移入してしまう。山崎賢人と竹内涼真という今をときめくイケメン2人が出てるのも、女性からすればポイントは高いです。
本紙デスク 前途多難な船出ではあった。初回は裏番組に日本テレビが「世界の果てまでイッテQ!」の特番をぶつけてきた。第2話は放送予定だった10月22日に総選挙特番が入って1週間“後ろ倒し”になった。TBS関係者も「初回の後で2週間空くのは痛い」と言っていた。ところが、数字を大きく落とすことなくここまで来ている。
ワイドデスク 池井戸潤さんの原作の作品ということでハードルも高いけど、よく健闘してるね。この成功が、いつか「半沢直樹」の第2弾制作に結びつくとうれしいなあ。