桂文枝、加山雄三の歌に思わず涙… 芸能生活50年記念イベント

2017年12月01日 22:53

芸能

桂文枝、加山雄三の歌に思わず涙… 芸能生活50年記念イベント
「桂文枝 芸能生活50周年 ファイナルステージ〜またここから始まる〜」で加山雄三(右)と熱唱して涙する桂文枝 Photo By スポニチ
 落語家・桂文枝(74)の芸能生活50周年記念イベントの最後を飾る「桂文枝 芸能生活50周年ファイナルステージ〜またここから始まる〜」が1日、大阪市内で開催された。加山雄三(80)、落語家・三遊亭円楽(67)、さだまさし(65)、関根勤(64)がゲスト出演。最後のミュージックステージでは、学生時代から文枝が大ファンだった加山の「旅人」を歌う際に、加山から肩に手を置かれた文枝が感極まって涙するシーンも。
「君といつまでも」では文枝がセリフ部分を口にした。閉幕のファンへのあいさつで「幸せな人と過ごせました。加山さんの優しさに触れて泣いてしまいました。私には96歳の母がいますがアルツハイマーで。本当はその母にも見てほしかった」とまた、涙を流した。

 落語ステージは、円楽は文枝が三枝時代に作った164作目の創作落語「読書の時間」を一席。「文枝師匠は最初、歌丸さんを呼ぼうとしていたらしいけど。ちょうど、歌丸さんは入院中。歌丸さんでなく、楽ちゃんを呼んだら安心、と呼んで頂いた」と笑わせた。文枝は278作目となる「新・ゴルフ夜明け前」を演じて大爆笑となった。

 関根と文枝のトークには桂きん枝(66)が案内役として登場。文枝に「お掛けください」とイスを勧めながら、きん枝自らが座り、文枝がきん枝の頭を扇子でピシャリ。きん枝が「弟弟子をどついた。引退ですよ、引退」と角界の騒動のように騒ぎ、満員の2200人のファンを盛り上げた。

 40年以上の付き合いがあるさだは「精霊流し」「北の国から」を歌うはずだったが、文枝とのデュエットが笑いを誘い、両曲とも歌いきれず「これじゃ歌謡漫才や」とさだは大笑い。代わりに「主人公」を熱唱。「さださんはアドリブもできる本当に才能のある方です」と褒めちぎった。全ステージ終了後、「集大成(のステージ)を終えました。次の目標はいろんなことにチャレンジしたい」と締めくくった。
【楽天】オススメアイテム