羽生永世７冠　公式戦１４００勝が直近の目標も息の長い棋士に

 【羽生永世７冠　国民栄誉賞正式決定 】 【羽生に聞く】 　――家族に報告は？

　忙しくて連絡が取れていない状態。仕事が全て終わってからゆっくり家に帰って報告します。

　――目標や将来像は？

　具体的な目標といえば公式戦１４００勝（残り９勝）というのが近くなっていますので、そこを目標にしたい。一年一年、息長く活躍できる棋士になれるよう頑張っていきたい。

　――（元女優の）妻・理恵さんの協力はどんな時に感じる？

　棋士は（対局が）長丁場で体力などを使うので、食事の面で気をつけてもらったり、タイトル戦の時の和服の準備など、いつも万全の態勢で対局に臨めるよう、本当にきめ細かく神経を使って気を使ってくれる。本当にありがたい。

　――トップを走り続ける秘けつは？

　マラソンに例えれば走っている時にトップになる必要はなく、トップ集団にいるのが常に大事。その集団の中で切磋琢磨（せっさたくま）して、その時、その時、流行のものや最先端のものを取り入れていきながら前に進んでいくということを心掛けている。