米グラミー賞授賞式 ガガら白バラでセクハラ抗議
2018年01月29日 11:39
芸能
セクハラ被害を訴えている歌手ケシャは自身の苦難を乗り越えた経験を歌ったとされる曲「プレイング」を白い衣装の女性に囲まれながら熱唱し、大きな拍手に包まれた。
今月7日にロサンゼルス郊外で開かれた米映画賞「ゴールデン・グローブ賞」の授賞式でも多くの女優らがセクハラ行為への抗議を示すため黒いドレスを着ており、これに続く動きとなった。
賞レースでは、日本勢でノミネートされていたシンセサイザー奏者、喜多郎は受賞を逃した。主要部門は、ハワイ出身の歌手ブルーノ・マーズが「24K・マジック」で最優秀レコード賞と最優秀アルバム賞、「ザッツ・ホワット・アイ・ライク」で最優秀楽曲賞を受賞。カナダ出身の女性歌手アレッシア・カーラが最優秀新人賞を受賞した。
セクハラ告発は昨年10月、大物映画プロデューサー、ハーベイ・ワインスタイン氏が長年、若い女優らにセクハラ行為などを繰り返していたと報じられたのがきっかけとなった。欧米の政界やメディア、スポーツ業界などで被害の告発が相次ぎ大きな社会問題となっている。