舞台「アンフェアな月」キャストが見た“座長”篠田麻里子の覚悟
2018年02月22日 08:00
芸能
――主演を務める篠田麻里子さんの印象をお聞かせください。篠田さんと仕事をするのは初めてでしょうか?
【岡田】 僕は一度だけあります。
【飯田】 えっ、そうなの?いいなあ、ずるいなあ。
【岡田】 いやいやずるくないです(笑)。仕事ですから。
【染谷】 うわー、兄さん“アンフェア”ですよ!
【岡田】 あ、アンフェアですね…(笑)。すいません。
【飯田】 篠田さんの印象ですが、めちゃくちゃガッツある人だと思いました。あいさつや現場での振る舞い方含めて、しっかりしている人だと。信頼できる座長ですね。
【岡田】 重圧もあると思いますが、座長という立場を自覚してますね。セリフをいれる(覚える)のが早いし、現場でも周りへの気遣いが凄い。卒業しましたけど、トップアイドルグループの第一線にいた人はさすがですね。開幕へ向けて篠田さんとほかのキャストさんや作品に関わる人たちが密になっていくのが楽しみです。
【染谷】 顔合わせと台本読みの時に隣に座ったのですが、台本が既にボロボロで、書き込みも凄くて。その台本見て篠田さんの強い意気込みと覚悟を感じました。稽古場では雪平夏見のように凛としていて、とても尊敬できる方だなと思いました。座長についていこうと思います。
【飯田】 俺もついていきます。
【岡田】 いやいや、先輩ですから!引っ張っていってください(笑)
【飯田】 年齢は関係ありません!(笑)ついていきます。稽古場とか現場は楽しいよね。
【染谷】 そうですね。楽しいですね。
【飯田】 それに篠田さん、かわいいしなあ(一同爆笑)
【岡田】 かわいい(笑)。稽古場でセリフしゃべっているときに顔見ちゃいますよね。綺麗だなあって。
【飯田】 凄い近い距離で篠田さん見ているからねえ。ファンの人にはすいませんといいますか、恐縮です。
――それぞれの役を演じる上で、難しく感じている部分はありますか?
【飯田】 雪平や警察組織の人間に“いま、こういうことになっているぞ”と連絡をする場面ですね。物語が展開する上で起点になるところ、次の場面にバトンを渡すようなセリフや演技をすることが多いので、どう演じたらよいかと試行錯誤しています。セリフを速くしたら緊迫感が出るかな、それともゆっくりしゃべった方が深刻さが伝わるかなとかですね。
【岡田】 推理ものですので、舞台を見ている方々がストーリーについてこられるようにするのが大切だなと思いました。本だと“あれ、どうなってたっけ”とページを遡って確認することができますが、舞台ではできません。場面が展開する時には、事件の犯人追跡が進んでいる状況や登場人物の関係性を説明しなければいけない。セリフでお客さんに“いまの状況”をわかりやすく伝える難しさを感じています。
【染谷】 人間同士の繊細なやりとりが多い作品です。観客数が多い劇場ですので、表情だけの演技ですと、後方に座っているお客さんには伝わりません。繊細なやりとりを伝えるための演技力や人間力が求められているなと思いました。
――最後に作品を楽しみにしている方々へのメッセージをお願いします。
【染谷】 原作を知っている方も、原作を知らない方も楽しめる舞台になっていると思いますので、劇場にお越しいただけたら嬉しいです。楽しみにしていてください。
【岡田】 原作ファンの期待を裏切らないようにしたいと思っています。原作を読んでない方には、頭をフル回転させて犯人探しをしてもらいたいです。あとは飯田兄さんが締めます。
【飯田】 えー!ドキドキする…。えっと、えっと…、わ、わたしは…。
【岡田】 わざと緊張しているフリはしなくていいですから!(笑)
【飯田】 あ、こういう演技はいらないですね(笑)。失礼しました。原作を読んでいる方も、読んでいない方も楽しめる作品です。事件が目の前で起こって、お客さんが一緒に事件解決をしていくような感覚になる舞台です。ドキドキワクワク感を味わいに足を運んでいただけたらと思います。イエーイ!
【岡田】 あー!せっかくいいこと言ったのに、イエーイで台無しですよ…(一同爆笑)