大杉漣さん遺作「バイプレイヤーズ」伝説に 遠藤&田口&松重&光石がラスト感謝の絶叫「ありがとうー!」
2018年03月07日 22:47
芸能
前回は、6人が共同生活を送る“おじさんだらけのテラスハウス”として話題に。今回は、テレ東制作の朝ドラ「しまっこさん」で共演することになった5人がロケ地を間違えて無人島に流れ着き、サバイバル生活を強いられる。何とか助かり、島の廃屋“島ハウス”で共同生活をしながら「しまっこさん」の撮影に臨む姿をユーモラスに描いた。
最終回のエンドロールは、竹原ピストル(41)がエンディングテーマ「ゴミ箱から、ブルース」を5人の前でギターをかき鳴らして歌い上げるロングバージョン。熱唱が終わり、カットがかかると、5人は拍手。「このドラマはフィクションです。ありがとうございました!また、会う日まで。」とテロップが表示され、遠藤、田口、松重、光石が後ろ姿で波打ち際にたたずむ映像。4人は海に向かって「漣さーん、ありがとうー!」と大声で叫び、感謝した。
約7割の撮影を残していた最終回だが、脚本直しをほぼ1日で終えるなど、厳しいスケジュールの中、キャスト・スタッフが一丸となり、総力を結集。見事、完成にこぎ着けた。
「最初からこういうストーリーだったとしか思えないほど違和感のないストーリーでビックリ。編集のうまさ、そして漣さんが亡くなってからも変わらないバイプレイヤーの面々たちの演技。プロフェッショナルって、こういうことか…。笑えるのに泣ける。最高の喜劇をありがとう」
「大杉さんへの敬慕があらゆるシーンにあふれていて、俳優さんたちの絆と役者魂にも胸を揺さぶられた。『バイプレイヤーズ』というタイトルへの矜恃に満ちた、役者バカの役者バカによる役者バカのためのドラマだった。そうか、大杉さんは(最終回の)夢の通りに竜宮城に行っちゃったんだな」
インターネット上には絶賛の声が相次いだ。
多忙を極める名脇役たちが再び“奇跡の共演”を果たしたドラマは伝説になり、テレビ史に刻まれた。