北島三郎 失意の会見「寂しい つらい」次男・大野誠さん 死因は心不全「音楽のとってもいい仲間だった」
2018年03月07日 23:00
芸能
「どんな言葉をおくりたいか?」と聞かれると、「テレパシーでいいから、旅だった空から何か俺が困っている時には、ひとっ節が出るような何かを送ってほしい」とし、「正直、寂しい。つらい」と話すと涙をぬぐった。さらに、「忘れない。お前も忘れないでくれ」「しゃべっていると、どうしても涙が出ます。つらいです」などと絞り出すように話した。
北島は自身の半生をつづった2014年4月のスポニチ本紙連載「我が道」で「二男の誠も作詞家として一緒に作品を作ったりする関係です。気が付くと、いつの間にか親子の立場がすっかり逆転していて、今では子供たちに心配かけないようにしなければならないと思っています。どこの家庭でも同じだと思いますが…」と共作の思い出とともに家族愛をにじませていた。
大野さんは「大地土子(だいち・とこ)」名義で作詞・作曲家として活躍。北島が歌ったNHK・Eテレのアニメ番組「おじゃる丸」のオープニングテーマ「詠人」「夢人」のほか、北島と北山たけし(44)の“親子初共演”として話題となった「路遥か」を手掛けるなどした。
また、ロックバンド「1st BLOOD」のボーカル「MAKOTO」として1988年8月にデビューするなど、ミュージシャンとしても活動した。
大野さんは3日に東京都調布市の自宅で服を着たまま倒れているのを親族に発見され、その後、死亡が確認された。1人暮らしで、連絡が取れなかったことから親族は警視庁調布署員とともに訪れた。死因は心不全だった。