一門で“藤井キラー”…井上九段 愛弟子・船江六段VS藤井六段は「五分五分」
2018年04月16日 15:27
芸能
井上はこの日、大阪市内の関西将棋会館で行われた昨年度の昇段者免状授与式に理事として出席。藤井は五段、六段と相次いで昇段し、関西本部所属のため授与対象者だったものの、高校に進学したばかりで学業優先のため欠席となった。井上は式後の祝宴会場で藤井と愛弟子との対局について取材に応じた。
13日の竜王戦ランキング戦5組準々決勝を勝って藤井との初対戦を決めた船江とは翌14日朝に一門の地元・兵庫県加古川市にある道場で会った。過去の対藤井戦における一門の好成績から、船江も続くかどうかが話題になりそうなことから「“今度はたくさんの報道陣が来る。注目の一戦になるね”と声をかけました」と明かした。
稲葉、菅井がそれぞれ19歳、17歳で四段になったのに対し、プロ棋士になった3人の弟子の中では一番遅い23歳だった船江だが、性格については「普段から落ち着いており、しっかりした」タイプだと説明。藤井は昨年度に一般棋戦の朝日杯将棋オープン戦を制したが、船江も同じ一般棋戦である加古川青流戦での優勝歴があることもあってか「実力も才能も備えている」ときっぱり。注目の一戦の勝敗については五分五分?と問いかけると「はい」と即答した。
その上で「私はもうあまり(藤井と)対局する機会はないと思うが(弟子の)3人は数を重ねていくでしょう。いい勝負を繰り広げてくれればいい」。最後は愛弟子トリオがこれから長く、藤井と名勝負を繰り広げることを願っていた。