宝塚月組「エリザベート」10回目の再演「月組しかできないエリザベートを」
2018年05月08日 16:16
芸能
作品ごとに進化し続けている珠城(たまき)りょうがトートを、今作で退団が決まっている愛希(まなき)れいかがタイトルロールのエリザベートを演じる。
珠城は「トートを演じると決まった時は正直驚いた。自分にとっては挑戦であり、役者冥利(みょうり)に尽きる。今まで諸先輩がつないできたエリザベートという作品の息吹を感じつつ、尊敬の念を忘れずに月組にしかできないエリザベートをお届けしたい」と抱負を述べた。また、愛希もかねてより挑戦してみたかった役のようで「この作品に出演できることを幸せに思うと同時に身の引き締まる思い。感謝の気持ちを込めて私にしかできないエリザベートを演じたい」と退団公演でこの役ができることに感無量の様子。
今作品が最後となるトップコンビだが「いい意味で心をぶつけあって作品を作ってきた。今回で最後となるが、出会いがあれば別れもある。これが宝塚。一瞬一瞬を全力で演じることで輝くのではないかと思う」(珠城)、「包容力、舞台に誠実に向き合う姿はずっと変わらない。それから人柄が魅力的ですね」(愛希)と、コメントにも絆の強さが感じられた。
公演は兵庫・宝塚大劇場で8月24日から10月1日まで、東京宝塚劇場で10月19日から11月18日まで。