佐藤天彦名人3連覇 羽生二冠、タイトル通算100期獲得がお預け

2018年06月20日 22:16

芸能

 将棋の第76期名人戦7番勝負第6局は19、20の両日、山形県天童市で指され、先手の佐藤天彦名人(30)が145手で挑戦者の羽生善治二冠(47)を破り、対戦成績4勝2敗で3連覇を果たした。羽生二冠は前人未到のタイトル通算100期獲得にあと1期と迫っていたが、6日に開幕した棋聖戦に持ち越しとなった。
 佐藤名人は福岡市出身で、2006年にプロ入り。16年、当時の名人だった羽生二冠を破り、初タイトルを奪取。昨年の7番勝負では、実力者の稲葉陽八段(29)の挑戦を退けて、初防衛を果たした。今回、通算3期目の名人獲得となった。

 羽生二冠は昨年12月、竜王を奪還して自身の通算タイトル獲得記録を99期に更新。防衛戦となる棋聖戦5番勝負で夢の大台を目指す。豊島将之八段(28)を挑戦者に迎え、第2局を終えて1勝1敗となっている。第3局は30日に行われる。

 ▽羽生善治二冠の話 今日の将棋は仕掛けが難しく、よく分からなかった。(今シリーズは)一進一退という感じで、後半は内容が悪かった。
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