又吉、新聞小説初挑戦 毎日夕刊で9・3スタート 長編3作目で新境地へ
2018年08月06日 09:00
芸能
文豪・太宰治の没後70年にあたる今年、「人間失格」を彷彿(ほうふつ)させるタイトルで、作家としても新境地を目指す内容になりそうだ。
又吉は「人間」という言葉について「子供の頃から、紙に“人間”という文字を書くと、(文字を文字として認識できなくなる、心理学でいう)ゲシュタルト崩壊が発生します。手順が多いためか、“間”の字が大きくなったり崩れたりします」と説明。「その感覚は、自分が人間そのものについて考えているときの混乱と似ています」とした。また、物語について「書き手である自分と同年齢の主人公が、38歳の誕生日を迎える場面から始まります」と冒頭部分を明かした。