藤井聡太七段“ラストチャンス”新人王戦決勝第1局始まる
2018年10月10日 10:54
芸能
新人王戦は8大タイトルとは別の一般棋戦の一つ。「六段以下」などの資格規定があり、藤井は今期の参加決定時は資格を満たしていたが、現在は七段に昇段しており、来期以降の参加は不可。今期が“新人王”の肩書きを得るラストチャンスとなっている。
対戦相手の出口はプロ棋士養成機関の奨励会に所属。過去に一度、三段リーグで対戦経験があり、その時は藤井が勝っている。準決勝終了後、藤井は「しっかりと全力を尽くしたい」と語り、出口も「藤井七段はとても強いですが、全力を尽くして頑張ります」と3番勝負に向けた抱負を語っていた。
16年10月にプロ棋士になった藤井の過去2年間の一般棋戦での優勝歴は、昨年2月の朝日杯将棋オープン戦の1回。8大タイトルにはまだ手が届いておらず、挑戦者になった経験もまだない。