玉置玲央「大杉漣さんに感謝」
2019年02月15日 05:30
芸能
教誨師(きょうかいし)の大杉さんと対峙(たいじ)する死刑囚役への抜てき。「大杉さん以外の共演者と出会うことはないし、1対1で1シチュエーションなので、まるで舞台のようなやりとりだった。自由に伸び伸びとやらせていただき、舞台と映画に壁はないと感じた」と満足げに振り返る。
映画としての次回作は未定だが「恩を返すのはもちろん、出会う人、若い世代に恩を送っていけるように生きていけたら」と改めて決意をにじませ、再び夜公演のため飛び出していった。今月21日には大杉さんの一周忌を迎える。客席で見守っていた弘美さんも「大杉もどこかで見ていたと思いますよ」と目を細めていた。
《大杉漣さんら物故者を偲ぶ》式の最後に2018年に他界した映画人がスクリーンで紹介された。大杉漣(2月21日、享年66)、高畑勲(4月5日、同82)、朝丘雪路(4月27日、同82)、星由里子(5月16日、同74)、加藤剛(6月18日、同80)、橋本忍(7月19日、同100)、津川雅彦(8月4日、同78)、樹木希林(9月15日、同75)、江波杏子(10月27日、同76)、赤木春恵(11月29日、同94)、黒澤満(11月30日、同85)ら34人。観客が思い思いに偲(しの)んだ。(敬称略)