「日本アカデミー賞」最優秀助演女優賞に樹木希林さん 長女・也哉子の“謝罪と感謝”に安藤サクラ涙

2019年03月01日 22:16

芸能

「日本アカデミー賞」最優秀助演女優賞に樹木希林さん 長女・也哉子の“謝罪と感謝”に安藤サクラ涙
樹木希林さん Photo By スポニチ
 「第42回日本アカデミー賞」の授賞式が1日、都内で行われ、最優秀助演男優賞は「孤狼の血」(白石和彌監督)の松坂桃李(30)、最優秀助演女優賞は昨年9月に亡くなった樹木希林さん(享年75)が「万引き家族」(是枝裕和監督)で選ばれた。
 希林さんの長女、エッセイストで女優の内田也哉子(43)が代理でスピーチ。「生前、母がよく口にしていた“時が来たら誇りを持って脇にどけ”という言葉を、文字通り今できたと思います」とコメント。

 「がんが見つかってから、再発も何度か繰り返しながらも13年間という日々を愛おしく、まるで病気に感謝しているようにも見えました。ちょっと不思議だったのは、残された時間がわずかだと知った時に“自分と関わった人たちに謝ってからいきたい”と。それは実に自分勝手な謝罪でしたが、実に母らしいなと」と希林さんへの思いを述べた。

 そして「最後に58年の役者人生において、映画作りという真剣勝負の現場で、彼女の言動で傷つけてしまったと思います。この場をお借りして、全ての映画関係者に、彼女に代わって深くお詫び申し上げます。そして、それらの一つ一つの稀なる出会いに心より感謝申し上げます。本当に長い間、お世話になりました。ありがとうございます」と感謝のあいさつ。同作で主演女優賞に輝いた安藤サクラ(33)は会場で涙を流し、祝福した。

 最優秀助演男優賞の松坂は受賞後、トロフィーを見つめ「白石監督とは2作目。(これまで)まったくやったことのない毛色の役をやらせてもらって、僕にとって財産となった。この受賞の喜びをみなさんと分かち合いたい」と感謝の思いを述べた。
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