日テレ「MOCO’Sキッチン」終了の理由説明 「ZIP!」大リニューアルの一環
2019年03月14日 17:13
芸能
名物コーナーの終了について、編成局担当局次長兼編成部長の岡部智洋氏は「2011年の番組ができた時から8年にわたって“ZIP!といえばMOCO’Sキッチン”というブランディングにもつなげていただいて、平日の朝の8時手前のところで、いろいろな方に多くのことをお伝えできたコーナーというのはある」と高く評価しつつも、「昨年10月以降、『ZIP!』を新たにしていくという中で、コーナーとしては終了に至ったということ」と番組のリニューアルでの終了であるとした。
5年連続年間視聴率3冠を続けている同局だが、昨年10月、5年ぶりに月間視聴率「3冠」を逃した。全日帯、ゴールデン帯、プライム帯のうち、全日帯の首位をテレビ朝日に明け渡し、朝の情報番組では、テレビ朝日「グッド!モーニング」や、フジテレビ「めざましテレビ」(ともに月~金曜前4・55)との視聴率争いで後塵(こうじん)を拝したことで「ZIP!」をリニューアルする方向に転換した。昨年12月には、番組に“朝ドラ”を導入。ユースケ・サンタマリア(48)と尾野真千子(37)が夫婦役で出演した「生田家の朝」を放送し、「MOCO’Sキッチン」に替わって月内で13回放送されいずれも高視聴率をマークした。今後の“朝ドラマ”の放送について、岡部氏は「可能性があるかないかで言われれば、どんなものでも可能性はある」と話すにとどめた。
新生「ZIP!」は、「今日“シェア(会話)”したくなる」を合言葉に、「伝え手の顔を見る」「全国、津々浦々の今を伝える」「ラグビーワールドカップ/東京オリンピック・パラリンピック」の3つのキーワードを掲げ改革。解説者、気象予報士など新メンバーを投入し、スポーツを強化する。各曜日のパーソナリティーが取材・掘り下げるオリジナル企画、全国キャラバン企画などを放送。こうした指針の下、全コーナーをリニューアルすることになる。