浅田美代子 「純粋でシャイだった」内田裕也さんを偲ぶ 「希林さんが迎えに来たんだと思う」

2019年04月03日 18:23

芸能

浅田美代子 「純粋でシャイだった」内田裕也さんを偲ぶ 「希林さんが迎えに来たんだと思う」
<内田裕也・お別れの会>献花し、手を合わせる浅田美代子(撮影・吉田 剛) Photo By スポニチ
 3月17日に肺炎のため79歳で死去したロック歌手の内田裕也(本名・内田雄也、享年79)さんのお別れの会が3日、東京・青山宗祇所で「ロックンロール葬」として営まれ、約950人の業界関係者やファンが参列した。
 内田さんの妻で昨年9月に死去した女優の樹木希林さん(享年75)と親交が深かった女優の浅田美代子(63)は「希林さんが迎えに来たんだと思います。ホント、1日でも裕也さんより長く生きたいとおっしゃっていたんでね。置いていったら迷惑でしょと笑っていました」と話した。いまようやく「ふたりで暮らしていらっしゃるのでは」と目を細めた。浅田は内田さんについて、「破天荒」で「威圧感のある」イメージだったというが、「普通にいい人だったんです。すごく純粋でシャイ」だったと実際に会って話した印象を語った。ハワイで偶然会ったとき、「サンセットクルーズで手をつないでいました。夕日が好きだったんですね」と内田さんと希林さんの夫婦仲睦まじい場面を目撃したという浅田。「離婚の話もありましたが、時が経つと自然に夫婦になっていく。一緒に暮らせなくてもそうやってなっていくんだな」としみじみ語った。

 1968年にビートルズ来日コンサートで、内田さんと前座を務めた歌手の尾藤イサオ(75)は「裕也さんは最後まで俺は前座じゃねえんだ。共演してやっているんだ」との強気な発言が印象に残っているという。また、尾藤はジャズ喫茶時代にエルビス・プレスリーの「トラブル」を内田さんと演奏しているときに「マイクで裕也さんの前歯を(ぶつけて)折ってしまった“トラブル”があった」とダジャレのようなエピソードを紹介。楽屋で尾藤が内田さんに謝ると「仕事の上の上でのことだからいいや」と言って許してくれたそうで「まだそのころはロックンロールじゃなかったんですけどね」と笑った。内田さんには「安らかに眠らないでロックンロールやってもらいたいですね」とし、自身は「日本のロックンロール第1号の裕也さんの遺志を継いで、まだまだロックンロールをやり続けていきたい」と意気込んだ。 

ミュージシャンの美勇士(37)は内田さんについて「怖い先輩でしたけど、優しい言葉を掛けてくれることもあり、彼に代わる先輩はいない」と内田さんの死を悼んだ。「シャイだけど、説教し出したら止まらない」という内田さんからは、「音楽に関しては本当に厳しく叱咤された」と話した。盛大なお別れ会が執り行われたのは内田さんの人柄のたまものであるが、「本当のことを言えばロックのライブをやりたかったですね」と率直な気持ちを述べた。美勇士のライブや舞台にいつも来てくれる内田さんは「先輩であり、家族のような存在だった」と話した。

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