「なつぞら」第9話は23・1% 番組最高更新!草刈おんじ&小なつ、語り内村が父にネット号泣

2019年04月11日 10:00

芸能

「なつぞら」第9話は23・1% 番組最高更新!草刈おんじ&小なつ、語り内村が父にネット号泣
連続テレビ小説「なつぞら」第9話。川原でなつ(粟野咲莉)を見つけ、抱き締める泰樹(草刈正雄、左)(C)NHK Photo By 提供写真
 女優の広瀬すず(20)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「なつぞら」(月~土曜前8・00)の第9話が10日に放送され、平均視聴率は23・1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが11日、分かった。第3話(3日)の23・0%を0・1ポイント上回り、自己最高を更新した。
 初回22・8%は「まんぷく」「ほんまもん」(2001年前期、23・1%)に次ぐ今世紀3番目に高い数字と好発進。第2話=20・9%、第3話=23・0%、第4話=22・4%、第5話=22・3%、第6話=21・0%、第7話=22・5%、第8話=22・1%と好調をキープしている。

 戦争で両親を亡くし、北海道・十勝の酪農家に引き取られた少女・奥原なつ(広瀬)が、高校卒業後に上京してアニメーターとして瑞々しい感性を発揮していく姿を描く。

 節目の朝ドラ通算100作目。大河ドラマ「風林火山」などで知られる脚本家・大森寿美男氏(51)が2003年後期「てるてる家族」以来となる朝ドラ2作目を手掛けるオリジナル作品。主題歌「優しいあの子」はスピッツが書き下ろし。語りはお笑いコンビ「ウッチャンナンチャン」の内村光良(54)が担当している。9月28日まで全156話。

 第9話は、東京の兄・咲太郎に会いたいと柴田家を飛び出し、帯広までやってきたなつ(粟野咲莉)は川のほとりで魚釣りをする天陽(荒井雄斗)を見つける。1人のなつを天陽は心配して声を掛ける。なつは家族を待っていると強がるが、やがて天陽も家路に着き、1人河原に残されてしまう。なつは戦死した父の形見の手紙を取り出して読むと、涙があふれ出す…という展開。

 なつが家族でお祭りに出掛けたところを夢想していると、泰樹(草刈正雄)ら柴田一家がなつを見つける。「どうして私には家族がいないの!」と泣き叫ぶなつを、泰樹が抱き締め「おまえにはもう、側に家族はおらん。だが、ワシらがおる。一緒におる」。視聴者の涙を誘った。

 内村が務める語りが「なつよ、私は約束通り、今もおまえと一緒にいるよ」と一人称になり「語り=ヒロインの父親」という設定も明らかになった。
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