「いだてん」麻生久美子、久々の大河に緊張 速記係役に苦戦も「勉強になって楽しい」
2019年05月17日 12:04
芸能
田畑の妻・菊枝を演じる麻生は「大河ドラマは新撰組以来で、久しぶりで緊張して現場に入ったんですが、すごく和やかな現場で楽しいです。速記係役で練習したんですが、水泳チームよりは大変ではないと言われたんですけど、セリフを覚えるより時間がかかって苦労したなと。速記は楽しくて、すごく勉強になって楽しいです。田畑さんをしっかりと支える女性を演じられたら」と話した。
バー「ローズ」のママであるマリーを演じる薬師丸は「マリーは架空の人物です。接客よりも趣味の占いに没頭しているような人」と役柄を説明。本作が大河ドラマ初出演となるが、「最初、散々な言われ方をしていて…。阿部さんに“ばばあ、ばばあ”と呼ばれていて。最初はどうすれば、ばばあに見えるのかと心配したんですが、撮影も進んで心配も一切なくなって。“ばばあ”と言われるゆえんがたくさんあります」と笑わせた。
田畑の上司・緒方竹虎を演じるリリーフランキーは「阿部さんとの、新聞社の中と飲みに行くお店のシーンがほとんどなんですが、ぜひバーのシーンを楽しみに見ていただきたい。阿部によく言うんですけど、『よく薬師丸さんにそんな失礼なことを言えますね』って。オンエアを見たら、薬師丸さんのファンは怒ると思う。そういう、大河ドラマでも笑えるシーンがたくさんある」と明かした。
田畑の同僚・河野一郎役の桐谷は「(後半の)25話からすごいロックンロールしていると思います。僕は暑苦しい役なんですが」と仕上がりに自信満々。外交官でIOC委員の杉村陽太郎を演じる加藤は「外交官英語をしゃべらないといけないので、苦労しています」と役作りに苦戦していることを吐露。伯爵でIOC委員の副島道正役の塚本は「(脚本の)宮藤(官九郎)さんのドラマはすごく面白くて、その世界の一員になれるんだとすごく楽しみにしています」と笑顔。塚本は大河ドラマ初出演となる。
「いだてん」は大河ドラマ58作目。2013年前期のNHK連続テレビ小説「あまちゃん」で社会現象を巻き起こした宮藤官九郎氏(48)がオリジナル作品で大河ドラマの脚本を初担当。20年の東京五輪を控え、テーマは「“東京”と“オリンピック”」。日本が五輪に初参加した1912年のストックホルム大会から64年の東京五輪までの日本の激動の半世紀を描く。
歌舞伎俳優の中村勘九郎(37)と阿部がダブル主演。勘九郎は「日本のマラソンの父」と称され、ストックホルム大会に日本人として五輪に初参加した金栗四三(かなくり・しそう)を、阿部は水泳の前畑秀子らを見いだした名伯楽で64年の東京大会招致の立役者となった新聞記者・田畑政治(まさじ)を演じている。