「いだてん」阿部サダヲ 萩原健一さんとの共演に感慨「最後に叩かれた役者」
2019年05月17日 12:15
芸能
阿部は萩原さんとの共演について「初めてだったし、大河に出なかったら、共演できなかったと思う。ご病気だと気付かないぐらいの感じで、僕がちょっとお土産をあげるシーンで、リハーサルでショーケンさんがアドリブで僕をパーンと叩いて、それが活かされて、それが本番にも採用されているんです。ショーケンさんに最後に叩かれた役者という感じになった。それがすごく嬉しかった。お芝居にすごく真剣に取り組んでいられたのが印象的だった。(亡くなられたことを)ちょっと信じられなかった」と感慨深げに語った。
「いだてん」は大河ドラマ58作目。2013年前期のNHK連続テレビ小説「あまちゃん」で社会現象を巻き起こした宮藤官九郎氏(48)がオリジナル作品で大河ドラマの脚本を初担当。20年の東京五輪を控え、テーマは「“東京”と“オリンピック”」。日本が五輪に初参加した1912年のストックホルム大会から64年の東京五輪までの日本の激動の半世紀を描く。
歌舞伎俳優の中村勘九郎(37)と阿部がダブル主演。勘九郎は「日本のマラソンの父」と称され、ストックホルム大会に日本人として五輪に初参加した金栗四三(かなくり・しそう)を、阿部は水泳の前畑秀子らを見いだした名伯楽で64年の東京大会招致の立役者となった新聞記者・田畑政治(まさじ)を演じている。