池田純矢 脚本・演出手がける「絶唱サロメ」に自信「遊び感覚で来て」
2019年05月31日 14:53
芸能
元々、俳優志望というより演出、脚本などにも興味があった。小学3年の夏休みの「楽しかった思い出」との宿題で、思い出ではなく自身の空想作品を書いて提出した。「恐竜のタマゴをふ化させ、背中に乗れるまで育てて。先生から“よくできました”のスタンプをもらって嬉しかった。これがボクの処女作です」と池田。「妄想ばかりしてました。インドア少年で」と自身の幼少期を明かした。
裁判傍聴が趣味。15歳の頃、役作りのため裁判所に足を運び、民事裁判の傍聴席に座った。「民事裁判を傍聴席でニヤニヤしながら見てて。裁判って人間ドラマ見てるみたいですから」と興味を持ち、その後も時間を見つけては東京地裁などに通っていたそうだ。裁判関連の脚本についても「構想はあります。いつかやるかも。世の中のことに興味を持つことは社会にとって必要。演劇にはそういう力があると思います」と語り「森友問題の裁判?籠池さん役、メチャメチャ面白いでしょう。本人が出たがるかもしれませんね」と裁判中の「森友問題」に触れて、笑わせた。
主演は松岡充(47)。「ボクみたいなペーペーが軽々しく言えないんで、脚本を書いてからお願いに行きました。“松岡さんじゃなかったら、この作品は世に出ません”とオファー。一緒に作り上げました」と決定までの経緯を明かした。かつて上演禁止となった戯曲「サロメ」と歌、エンターテインメントの融合。妖艶で、耽美な作品となり「演劇は娯楽。遊び感覚で来ていただければ。ポロリがあるかも。楽しい作品です」と池田は自信をのぞかせた。
10月5~13日に東京・紀伊国屋ホール(13公演)、同26、27日に大阪・サンケイホールブリーゼ(3公演)での計16公演が予定されている。