二階堂ふみ 制作統括も涙したオーディションでの熱演 歌唱力絶賛「グッときた」
2019年06月03日 18:29
芸能
土屋勝裕チーフプロデューサー(CP)によると、「そういうシーンがドラマであるどうかは分からない」としながらも、オーディションで二階堂は自身と同じように娘が夢を実現するために家を出て、娘が去った後に一人で歌を歌う“親子のシーン”があったそうで、まさに「放送に出してもいいぐらい」の熱演に、土屋CPも思わず目を潤ませたことを明かした。「気持ちを込めて歌っていただいて、二階堂さんも練習されたとおっしゃってましたけど、上手でグッときました。ドラマの中でも実際に歌ってもらうと思う」とその実力を絶賛した。
窪田演じる古関さんをモデルとした古山裕一と、二階堂演じる金子さんをモデルとした音は正反対のキャラクター。土屋CPは「古関さんは物静かでどなたに聞いても優しかったといい、ひたむきに音楽を愛した方。(裕一も)そういうキャラクターとして作っていきたい。一方、金子さんはとても情熱的な女性で、レコード会社に入っても最初は売れなくて、古関さんの契約金が減らされそうになった時に直談判に行ったぐらい、思ったら行動するような、行動力のある女性だった。情熱的で、子供が生まれても大変な時代を乗り越えて、母としての強さもあって、力強く生きた人で、それが二階堂さんのキャラクターにも合っている。静かな古関さんと活発な金子さんという組み合わせが、裕一と音になってくると思う」と説明。窪田と二階堂の組み合わせには「すごくいいんじゃないかなと」と太鼓判を押し、「お2人の芝居の掛け合いが楽しみ」と期待を膨らませた。
朝ドラ通算102作目。脚本はNHK「ハゲタカ」、フジテレビ「医龍」「コード・ブルー―ドクターヘリ緊急救命―」シリーズ、テレビ朝日「アイムホーム」などで知られる林宏司氏が手掛ける。銀行に勤める福島の青年・古山裕一と豊橋に住む女学生・関内音が文通で愛をはぐくみ、電撃結婚。音楽によって強く結ばれ、戦前・戦中・戦後を生き抜き、多くの名曲を生み出した少し気弱な夫と、たくましい妻が織りなす物語を描く。