ジャニー喜多川さん他界 “子供たち”に愛を注いだ生涯
2019年07月15日 10:00
芸能
スポニチ本紙デスク 数々のトップアイドルを生み出した人。追悼コメントを発表した所属タレントの数はなんと94人。その人数に、ジャニーさんが築いたアイドル王国の大きさを感じたね。
芸能リポーター 元「シブがき隊」の本木雅弘ら、退所組も入れれば100人を超える。訃報に対してこれだけの追悼が集まる人は、この先出てこないかもしれない。
週刊誌記者 公の場にはほとんど姿を見せず裏方に徹した人だったけど、スポーツ紙の番記者の取材だけは頻繁に受けていたよね。素顔はどんな人だったの?
本紙デスク 腰が低くて、言葉遣いは丁寧。先輩記者からは、優しいおじいちゃんのような人だと聞かされていたけど、その言葉がぴったりな人だったよ。
ワイドデスク 事務所を辞めた田原俊彦も「優しい人だった」と語っていたね。
週刊誌記者 こんな話を聞いたことがあるよ。コンサート直前に田原の衣装がなくなったことがあって、ジャニーさんが自ら捜していたらしい。結局、ファンの男の子が楽屋から持ち出していたんだけど、ジャニーさんはファンの気持ちが分かるからって、叱りもせず許したんだって。
リポーター 怒ったところを見たことがないというタレントも多いよね。
ワイドデスク でも昔は厳しかったみたい。近藤真彦は「灰皿を投げられた」って話していたよ。
本紙デスク こんなエピソードがあるよ。少年隊がデビューから何年かたって、「もう少年じゃないでしょ」と雑誌の編集者が改名企画を持ちかけたことがあったんだって。その時、ジャニーさんは「少年の心をいつまでもという思いを込めてるんだよ!」と凄く怒ったらしい。
週刊誌記者 それくらい、子供たちのために付けたグループ名に愛情があったんだね。
リポーター ジャニーさんが亡くなった後、所属タレントは「ジャニーさんはしんみりするのが好きじゃない」と口をそろえて前を向いている。ジャニーさんも天国で“ジャニーイズム”を受け継いだ子供たちの活躍に目を細めているんじゃないかな。