田口、小嶺両被告初公判 小嶺被告主張に感じた危うさ
2019年07月15日 09:45
芸能
週刊誌記者 さらに驚いたのが2人の交際継続宣言。“法廷ラブストーリー”だね。
リポーター ドラマでもあんな熱い法廷シーン、ないですよ!
スポニチ本紙デスク 現場の記者からは田口被告について、証言台に立つ恋人を見つめる表情から「頑張って」という心の声が聞こえそうだったと報告があった。
ワイドデスク 完全に2人の世界だったね。
週刊誌記者 だけど現実はきれいごとだけじゃ済まされない。男女の薬物使用は再犯率が高いのが定説。更生しきれるのかと危惧する声もあるよ。
本紙デスク 傍聴した報道陣からは、小嶺被告の主張に危うさを感じたという声が多く上がったそうだ。
リポーター どういうところが?
本紙デスク 大麻を使用した理由を「交際後、ファンの嫌がらせやマスコミの取材にストレスを感じ、病気になった」と話したところだね。
ワイドデスク パニック障害や耳の病気、うつ病…。病気と闘ったのは分かったが「だからって大麻を使う?」と疑問を感じた人が多かったみたいだね。
週刊誌記者 小嶺被告は若い頃から素行の悪さがささやかれていたし、薬物疑惑でもマークされていた。
ワイドデスク 田口被告が、自身の落ち度はもちろん、恋人が大麻に手を出した責任にまで言及したのとは違い、小嶺被告の“法廷プロポーズ”は聞く者の同情心に訴える筋書きを“演じている”感じもあった。
週刊誌記者 ドラマ性という意味では、麻薬取締法違反罪に問われたピエール瀧の裁判は対照的だったね。
本紙デスク 担当弁護士が初公判前、取材に「法廷でパフォーマンスはしない」と言った通りの展開だった。電気グルーヴの相方、石野卓球が情状出廷することもなかったし、裁判官の感情に訴えるようなことはなく、淡々と進めていた。
リポーター ドラマ的だったのは判決後の裁判長の説諭。小野裕信裁判長が電気グルーヴの前身バンド名でもある「人生」という言葉を用いて、5分にわたって瀧を諭したね。
ワイドデスク 説諭が5分とは異例の長さ。瀧の胸に響いて更生の一助になるといいな。