稲川淳二 宮迫会見と重なる“アクシデント”も前向き「時代は生きていますし…」
2019年07月20日 19:52
芸能
![稲川淳二 宮迫会見と重なる“アクシデント”も前向き「時代は生きていますし…」](/entertainment/news/2019/07/20/jpeg/20190720s00041000412000p_view.jpg)
また、冒頭で「おととい、肺が苦しくて、病院に行ったけど、過労のせいだと言われた」と健康上、気になる発言もあったが、無事に公演を終え、会見に応じた。この日は処方された痛み止めと念のための酸素ボンベを持って、公演に臨んだという。
「86倍楽しいと言っていましたが、21倍となってしまって、すみません、がんばります」と稲川。「みなさんにお会いしながら生でお話しできるのがすごい楽しみ」と目を輝かせた。「怖いというだけではなく、懐かしいとか嬉しかったりする、田舎のじいさんが話を聞かすように、そんないい時間になれば」とこれから全国48公演に向けた目標を掲げた。
今年の新作は「スミ子さん」「死体発見(見付けて)」「叔父の遺産」「現場検証」「天人菊」の5話。「天人菊」は特攻隊を見送った少女の物語。新聞に小さく取り上げられた話を調べてようやく伝えられる怪談にまとめたという。「ただ怖いだけではなく、“思い”があるもの。歴史に残らない歴史。そんないい話」などを紹介するのは、ツアーでは新しい取り組みとのこと。
稲川にとっての“怪談”とは「ふるさと」だという。「子どもの頃、うちの母親が聞かせてくれた話。とっても楽しかったから」と目を細めた。「昔ね、稲川淳二さんという人がいてね、こんな怪談をしてね、あの人は面白かったよ、あの話は怖かったよ、私が向こうへ行っているときに言ってくれたらうれしい」と微笑んだ。
「怪談ナイト」は今年で27年目。1部は独特の凝りに凝ったセットの中で、稲川が怪談を語る。2部は心霊写真の解説で、心霊写真かどうかわからないものをユーモラスに紹介したり、最後にはゾッとするような本物の写真も登場。本物は時を経て、人の顔がくっきりと浮かびあがったり、少しずつ動いていたりと「変化がある」と解説していた。