「もう奇跡とは言わせない!」ラグビーW杯 名実況はあの4年前と同じNHKアナだった
2019年09月29日 09:00
芸能
中学生時代の87年12月に「雪の早明戦」と語り継がれる、関東大学ラグビー早大―明大戦(国立競技場)を観戦し、感銘を受けて湘南高でラグビーに打ち込んだ経歴の持ち主。現在「おはよう日本」(月~金曜前4・30)でスポーツキャスターを務めている実力派アナ。
この日は勝利の瞬間に「前回大会に続きジャイアントキリング!」と力を込めた後「もうこれは奇跡とは言わせない!」と絶叫。これが名実況としてネット上で称賛の声が広まった。南アフリカ戦では終了間際の逆転トライで「行けー!ニッポン、逆転!!」と絶叫したあと35秒間無言を貫き、スタジアムの歓声と歓喜の映像で勝利の余韻を伝え話題となっていた。
また観客席には、同じく4年前の南アフリカ戦で日本を応援する姿がテレビに映り「勝利の女神」と呼ばれた英国人女性サリー・イングルフィールドさん(30)の姿も。4年前と同じ「カモーン、ジャパン」の掛け声で代表を後押し。劇的な結末に「信じられない。南ア戦よりいい試合。日本はますます自信を持ってプレーしている」と話した。
◆豊原 謙二郎(とよはら・けんじろう)1973年(昭48)4月15日生まれ、神奈川県出身の46歳。湘南高ラグビー部では主将でフランカー。最高成績は県大会8強。早大卒業後の96年にNHK入局。初任地の佐賀放送局から仙台、大阪勤務などを経て、主にスポーツ畑を歩み、現在は東京アナウンス室所属。モットーは「楽しんだもの勝ち」。好きな食べ物は生しらす、寿司、タコライス。