伊集院光 作り手側としてやらせ問題に言及「コレもアレもダメ、っていうよりは…」
2019年10月22日 22:48
芸能
後者については、は虫類ハンター・加藤英明氏がメキシコで棲息する珍しい生物を探し、捕獲するといった内容。6種類の生物を紹介したが、アリゲータートカゲなど4種類は番組スタッフが現地の取材協力者に依頼し、撮影の前に準備。現場でその生物を放ち、あたかも偶然発見したかのように撮影したという。
これについて伊集院は「テレビのバラエティー番組とかの本当と嘘のないまぜになってるところとかが、割と面白い」と前置きしながら、「本当、やらせと演出は凄い難しくて、全部いいと思ってないし。で、俺も出る側、作る側だから、おそらく間違ってることは間違ってるんだろうけど。盛るとか、誇張するとかは全然ダメだと思ったことないし」と主張した。
伊集院は朝の情報番組で取り上げられた“昔食べたおいしい食べ物を探し出す企画”をピックアップ。結果として見つからないものもあったのだが、番組後のSNSを見ると「なんだよ、見つからねぇなんて」と、文句をたれる視聴者が多いことに気づいたという。
そのことを踏まえながら、伊集院は「『“は虫類そんなに捕れなかった”を、どれぐらい許容できます?』みたいなものも、出てくると思うんだけどね」と、テレビ側の立場でコメント。「俺は何か『コレもダメ、アレもダメ』っていうよりは『まあ、一応、別に信じておけばいいんじゃね?』ぐらいのさじ加減がよくて」と、作り手の苦悩を代弁していた。
伊集院はさらに、やらせ問題に強い不満を感じていた視聴者に対し「みんな(この番組)終わらせて欲しいの?そんなに思うくらい好きなんでしょ?『終わって本望なんですか?みんな』って感じなんだけど。どうかな?」と発言。一部視聴者の言動に疑問を感じているようだった。