伊集院光 作り手側としてやらせ問題に言及「コレもアレもダメ、っていうよりは…」

2019年10月22日 22:48

芸能

伊集院光 作り手側としてやらせ問題に言及「コレもアレもダメ、っていうよりは…」
タレントの伊集院光 Photo By スポニチ
 タレントの伊集院光(51)が21日、自身がパーソナリティーを務めるTBSラジオ「伊集院光 深夜の馬鹿力」(月曜深夜1・00)にて、TBSの2番組がやらせ問題を理由に番組終了の結末を迎えたことに対し持論を展開した。
 「消えた天才」については実際の画像を“球速が速く見えるよう加工”してしまった点で、処分も致し方ないとしていた伊集院。しかし「クレイジージャーニー」については、まだ許せる範囲なのでは?と考えているようだった。

 後者については、は虫類ハンター・加藤英明氏がメキシコで棲息する珍しい生物を探し、捕獲するといった内容。6種類の生物を紹介したが、アリゲータートカゲなど4種類は番組スタッフが現地の取材協力者に依頼し、撮影の前に準備。現場でその生物を放ち、あたかも偶然発見したかのように撮影したという。

 これについて伊集院は「テレビのバラエティー番組とかの本当と嘘のないまぜになってるところとかが、割と面白い」と前置きしながら、「本当、やらせと演出は凄い難しくて、全部いいと思ってないし。で、俺も出る側、作る側だから、おそらく間違ってることは間違ってるんだろうけど。盛るとか、誇張するとかは全然ダメだと思ったことないし」と主張した。

 伊集院は朝の情報番組で取り上げられた“昔食べたおいしい食べ物を探し出す企画”をピックアップ。結果として見つからないものもあったのだが、番組後のSNSを見ると「なんだよ、見つからねぇなんて」と、文句をたれる視聴者が多いことに気づいたという。

 そのことを踏まえながら、伊集院は「『“は虫類そんなに捕れなかった”を、どれぐらい許容できます?』みたいなものも、出てくると思うんだけどね」と、テレビ側の立場でコメント。「俺は何か『コレもダメ、アレもダメ』っていうよりは『まあ、一応、別に信じておけばいいんじゃね?』ぐらいのさじ加減がよくて」と、作り手の苦悩を代弁していた。

 伊集院はさらに、やらせ問題に強い不満を感じていた視聴者に対し「みんな(この番組)終わらせて欲しいの?そんなに思うくらい好きなんでしょ?『終わって本望なんですか?みんな』って感じなんだけど。どうかな?」と発言。一部視聴者の言動に疑問を感じているようだった。
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