山田洋次監督 「男はつらいよ」徹子出演計画あった!「とっておきのマドンナだった」
2019年12月05日 14:54
芸能
MCの黒柳徹子(86)は、NHK「お父さんの季節」(1958~61年)で渥美さんと初共演してから親交があったという。「毎回、渥美さんが(男はつらいよの映画を)『見に行こう』って言って、お正月に2人で一緒に見に行ってた。生きている間は毎年見に行ってましたね」と明かした。山田監督は「(渥美さんは)楽しみにしてたんだ」と言って目を細めた。
渥美さんの最後の出演となった49作目の撮影中に、黒柳は山田監督に声をかけられて初めて撮影現場を訪れたという。山田監督は、当時の渥美さんがかなり体調が悪い様子だったと言うと、「あなたがいらしたら(渥美さんは)実に楽しそうに(していた)」と明かした。黒柳が、病気のことを知らずにいつも通りに接したと話すと「みんな気を使ってるから、徹子さんが気を使わないのがうれしかったんでしょうね」と笑った。
また、黒柳は永六輔さん(享年83)が尺貫法の復権を志す運動をおこした際に、渥美さんと共に参加しようとしたところ、山田監督から「後々(男はつらいよの)マドンナで出てもらうかもしれないので」と言って止められたエピソードを語った。山田監督は「もったいないから。(黒柳は)とっておきのマドンナだったんですよ」と笑顔を見せた。黒柳は「うれしい名誉で、とっておきのマドンナになる予定だったと思っていましょう」と述べていた。