NHK会長　沢尻エリカ容疑者逮捕に「大変遺憾」　川口春奈には期待感

　NHKの上田良一会長は5日、東京・渋谷の同局で定例会見を行い、大河ドラマ「麒麟がくる」の濃姫役で出演予定だった沢尻エリカ容疑者（33）が合成麻薬MDMAの所持容疑で先月16日に逮捕されたことについて言及した。 　上田会長は「『麒麟がくる』の収録が進んでいる中でのこの事態なだけに大変遺憾であると、申し上げるしかないという状況です」とコメント。「確かな演技力があり、戦国武将の娘としての気高さと強さを表現していただけると、川口春奈さんに（代役を）お願いすることになったと聞いておりますが、時間がない中での準備は本当に大変だろうと思いますが、ぜひ『麒麟がくる』を盛り上げてもらえればと思います」。現場については「ギリギリの判断だと認識しております。できる限りの努力を続けてくれると承知しております。視聴者の皆さまにご期待に沿う、ドラマを届けることができると考えております」と理解を示した。

　沢尻容疑者は主人公・明智光秀の主君である斎藤道三の娘で、後に織田信長の正室となる濃姫役。今年6月にクランクインし、既に10話を撮り終えていたが、逮捕を受け、先月21日に沢尻容疑者の降板を発表。女優の川口春奈（24）を代役として撮り直すことを発表した。

　ドラマのスタートも当初より2週間遅れの1月19日にスタートすることを決定。当初放送開始日の5日は「北アルプス　ドローン大縦走～雪の槍ケ岳　天貫く孤高の頂～」を、12日は「天皇のディナー～歴史を動かした美食」を放送する。