長谷川博己が語る「麒麟がくる」明智光秀像 「得体の知れなさを持ち続ける人間なのでは」
2020年01月16日 17:01
芸能
試写会後の取材に参加した主演の長谷川は「いろいろありまして、ようやく皆さんの前にお届けできまして、ひとまず安どしております。それぞれの役割をスタッフ、キャスト、最大限に生かして、これから1年間やっていきたい」とコメント。
劇中の素晴らしい美濃の景色について聞かれると「美濃には行ってなくて、岩手でやらせていただいて、その田園風景が美しくて、日が出る前にいくと、モヤがかかって大河のような感じ。本当に美しくて…。僕はこういうことをやれて幸せ。ぜひこれからいろいろなところがでてくるのでご期待ください」と答えた。
合戦シーンの殺陣などで意識したことを「僕は人を斬る演技の時は息を止めるんです。実際に斬っている時は、ドラマや映画のようには斬ったりしないと思うが、次々斬って走っていると酸欠状態になるんです。だけど、カットされていたんですよね…。倒れそうでした」と秘話を明かす。
初回の脚本と明智光秀像について「難しい役だなと読んだ時に思いました。いろいろな方たちが出てきてキャラが立っているが、僕は(初回は)みんなが知っている明智光秀になる前。最初のうちは、キャラの強い人たちを回していこうと思っていたが、それだけだといけない。不安な部分もあった。あえて(周囲に)けしかけたりもした。そういうのを行ったり来たりしてやっていくうちに、こういうキャラクターなのかと最近、分かってきた」と長谷川。
「得体の知れなさを持ち続けていく人間なのではないか。それが“自分が何者なのかわからない”というセリフに通じるのではないかと思う」と自身の解釈を語った。