東京MX番組、タレントやスタッフへのギャラも未払いか…番組作りは制作会社に“丸投げ”
2020年01月19日 05:30
芸能
東京MXによると、制作側は出演者からホストクラブの「宣伝費」として参加費を徴収していた。番組には男性ホストが20人出演していた。1人当たり150万円前後を払っていたとみられ、単純計算で約3000万円が集まっていたことになる。一部を制作費に充てていたとみられるが、出演したホストの一人は「番組のセットはユーチューブ以下のレベル。制作にお金がかかるわけがない。スタッフの人件費は一体どこに消えたのか」と指摘した。
同局によると、番組は外部の制作会社が作って持ち込んだものを放送する形だった。同局は「番組に関しては制作会社に任せていた」と説明しており、今後は外部に“丸投げ”していた実態にもメスが入りそうだ。
参加者から出演料を集める番組作りも問題視されており、民放関係者は「番組の放送前に、MX側の責任者は問題があると考えなかったのだろうか」と首をかしげた。番組に対してのチェック機能が局内でどこまで働いていたのかも今後の大きな焦点となる。