NHKに対抗!民放各局、日替わりで五輪“集中”放送 録画含め朝から深夜まで「一丸となって」
2020年01月19日 05:30
芸能
東京五輪の日本向け放送権はNHKと民放が共同で国際オリンピック委員会(IOC)から平昌冬季五輪とのセットで660億円をかけて取得。だが、民放全体の夏季五輪での収支はロンドン、リオデジャネイロの2大会連続で赤字。キー局幹部は「今回は東京開催で日中に長時間放送することができる。高い料金を払っているのだから、民放全局で一丸となって五輪を盛り上げていきたい」と“ONE TEAM”効果に期待を寄せた。
NHKは2020年度予算でオリパラ関連の経費として264億円を計上。地上波テレビだけでなく、超高画質の4K、8K衛星放送やインターネットも駆使して競技を中継する。五輪、パラリンピック期間中の5週間は大河ドラマの放送を中止することも決めた。
民放も共同でネット配信を行うほか、BS各局が4Kの放送を検討中だ。「放っておけば視聴率をNHKに取られてしまう」と民放関係者。今後も、あの手この手でNHKに対抗していく。
《24日特番で中継競技を発表》東京五輪を盛り上げるために民放各局は共同企画「一緒にやろう2020」を立ち上げている。開幕まで半年となる今月24日には、午後6時40分から午後7時までの20分間、キー局5局とネットワーク局で特番「東京オリンピックまで半年 民放同時放送一緒にやろう2020 大発表スペシャル」を放送する。各局が中継する競技などが発表になる予定だ。また、共同企画のテーマソングをサザンオールスターズの桑田佳祐(63)が担当。各局の中継番組で使われる予定で、民放の五輪テーマ曲を初めて統一する。