森光子さん、生誕100年に明かされる“光と影” 来月9日出版「百歳の放浪記」
2020年02月06日 05:31
芸能
“目玉”は2010年2月に東宝が森さんの「放浪記」降板を発表してから死去まで、ほとんど表舞台にでなかった約2年間の様子だ。女優・木村佳乃(43)と結婚した東山が11年11月、誕生した長女を見せに森さんの都内マンションを訪問。森さんが手を差し伸べると、赤ちゃんはその指をギュッと握ったという。東山は「娘は森さんから生きるという意味のエネルギーを頂いたようでした」と振り返っている。森さんはその後、近所の喫茶店で赤ちゃんを連れた母親に「うちにも生まれたんですよ」と本当の孫が誕生したように喜んで話していたという。
親友の黒柳とはファクスのやりとりをしていた。黒柳は最後のファクスに「あなたと また野菜カレーを食べに行きたくて リハビリをしています」と書かれていたと明かしている。
著書はNHKで「放浪記」2000回公演のドキュメンタリーを制作した元同局プロデューサーの川良浩和氏。国民的女優だった森さんの“孤独な一面”も浮き彫りになっており、生誕100年にふさわしい1冊になっている。
《CM務めた「タケヤみそ」遺品を公開》生誕100年記念の一環として、森さんの遺品、資料が公開される。会場は、森さんが半世紀にわたりCMキャラクターを務めていた「タケヤみそ」の長野県諏訪市の本社。同社のCMで森さんは“日本のお母さん”というイメージが広まった。5月にも一般公開されるという。