上野樹里「朝顔」帰ってくる!フジ月9史上初の2クール放送
2020年03月08日 05:31
芸能
2クールとなった背景には、今年開催予定の東京五輪がある。五輪中継などの影響で例年の7月上旬の放送開始が遅れることが見込まれるため、総話数を減らして放送するのではなく、期間を延ばして物語構成を充実させる。加えて今作を局の看板ドラマにするべく「2クール」というトピックで注目を集めその後のスペシャル版などにつなげる狙いもある。
前回に引き続き、上野のほか父親役の時任三郎(62)、夫役の風間俊介(36)、娘役の加藤柚凪(ゆずな、4)も登場する。1クールのドラマでは放送2カ月前からのクランクインが通常だが、今作は放送半年前となる今年2月に群馬県で撮影がスタート。時任が「“じぃじ”役としては特につぐみ(加藤)の成長が楽しみです」と語るように、4人そろって一家の再会を喜んだという。
上野は「(続編の)お話を聞いた時、うれしいのと驚きの感情がありました。それから企画の内容をお聞かせいただきまして、いまだ朝顔を通して皆さんに伝えるべき役割があることを確信しました」と並々ならぬ思いを込めて撮影に挑んでいる。風間も「みんなが自然に家族や仲間になっていった作品なので、今回も実家に帰るような気持ちでいきたいと思っています」とアピールした。
▼「監察医 朝顔」 法医学者の主人公・万木朝顔(上野)が、刑事の父(時任)とともに、それぞれの立場から事件や遺体の謎を解いていく。父娘は同時に、東日本大震災で失われた母の“生きた証”も追い求めていく。前作のラストでは、家庭を持った朝顔が、母が被災した東北の海辺の街を訪れて終了した。今作は、その翌年の春から物語がスタート。各話でさまざまな事件を扱いつつ、震災とも向き合っていく。
▼歴代月9視聴率 全135作品の全話平均視聴率の中で、木村拓哉主演の「HERO」(01年1月期)が34.3%で最高。「ラブジェネレーション」(97年10月期)の30.8%、「ロングバケーション」(96年4月期)の29.6%と続く。ワーストは芳根京子主演の「海月姫」(18年1月期)で6.1%。最高視聴率は江口洋介主演の「ひとつ屋根の下」(93年4月期)第11話の37.8%。