今田耕司 吉本興業のギャラ交渉明かす「変わった交渉します、吉本は」
2020年03月21日 17:47
芸能
ギャラの配分などをめぐり、多くのタレントたちが経営陣への不満を漏らした昨夏以降の騒動を経て、ミルクボーイが一番良いタイミングのブレークだったと主張。月亭八光(42)は、同じM―1王者でも、1年違うと「霜降り明星とかは(昨年12月までは旧制度のまま)安くて走り回った」と見ており、「今年から3月、4月の給料は跳ね上がるんちゃうか」と急カーブを描くと推察した。
今月8日にR―1ぐらんぷりを制したマヂカルラブリーの野田クリスタル(33)は、今回の優勝によってギャラを上げてもらうかどうかを問われ、「それのせいで(仕事が)減ったら嫌なんで(交渉は)しないです。怖いから。舞台ギャラが上がっちゃうと(仕事に)呼びづらくなるじゃないですか」と冷静。
野田の姿勢には今田も賛同。「あるある、やな。我々の。変にギャラ上げると、(起用する)テレビ局さんも“高いな”ってなるから、変わった交渉します、吉本は」と、独特の慣習を紹介。仕事が忙しくなるほど売れてくると、「これで調子に乗って(ギャラを)上げんといてや」とくぎを刺され、「俺も昔、若い時…ここで調子に乗ったらアカンなと思って」と欲張らずに応じたという。
今となっては「それ、良かったか、悪かったか、知らんで」としつつ、自身は「安くてフットワーク軽い方」を売りにしてきた。「ダウンタウンさんとかが超ハイブランドとしたら、こっちは安くて、えらいしっかりした生地やんという方の芸風。“これでええやん”って(番組などに起用してくれる人たちに言ってもらえる)ところを狙った」とも。
結果的に「多分うまくいったから、こう、お仕事を頂けた」と振り返り、「だから(ギャラの)上げ時っていうのは難しいな」と続けた。