加山雄三　全国ツアー5公演が中止に　83歳＆60周年迎え「お祝いに入っていきたかった」

　歌手の加山雄三（83）が昨年6月から行ってきた全国ツアー「加山雄三コンサートツアー　2019-20　START」で、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で開催を延期するとしていた5公演を全て中止にすると公式サイトで発表した。 　中止の対象となる延期公演は、6月18日の群馬、同22日の北海道、7月5日の千葉、同10日の八王子、そして8月で日程調整をしていた中野の5つ。「新型コロナウイルスの感染拡大の状況を踏まえ、各所協議を進めておりましたが、終息が長期化されることへの懸念、お客様の感染リスクを考慮し、誠に残念ではございますが、断腸の思いで全公演を中止とさせていただくことに致しました」と報告した。

　この日は、加山の83歳の誕生日で、芸能生活60周年の始まりの記念日。本来なら、ツアーファイナルの記念公演を中野サンプラザホールで行う予定だった。

　加山は公式サイトに掲載された動画で「残念でしょうがない」と話し「みなさんと会って、楽しい時間を過ごしたいと思っていたんですけど」と率直な心境。さらに「今日は僕の（83歳の）誕生日なんですよ。今日から（芸能生活も）60周年ということでお祝いに入っていきたかった」と悔しさをにじませた。

　それでも最後は「だけど、必ずまた、改善されてきれいな空気になって、世の中もきれいになっていくと思うので、その時を楽しみにして、みなさんと元気にお会いしたいと思います」と力強く話し、「ちょと待っててくださいね」と締めくくった。