太田光 岡村発言について持論45分…批判殺到の背景に若者の不安「岡村はその気配を感じていなかった」
2020年05月06日 17:29
芸能
番組冒頭、神妙な口調で「一言じゃ、とてもなかなかね。難しい、俺も落ち込んだな」と太田。岡村の発言を許せない、傷付いたとした人々に触れ、「根底にあるのは、若い人たちは俺らが思っている以上にすごく追い詰められているってこと、貧困っていうか、格差っていうのがあって」と続けた。
格差社会の中で生きる若者は「大人がなんでこんな社会にしたんだ」という考えがあり、不安を抱えた日々を送っていると説明。「それで、そこに今コロナの問題がきて、もちろんみんな厳しいけどそのしわ寄せは、また若者にくるっていう焦りがあって。そこにあの岡村の発言があったから。それで一気にみんな怒りが爆発して」と分析した。「怒りを爆発させるにはそうなるべき状態があった。でも岡村はその気配を感じていなかった」と語った。
岡村に対して女性蔑視との声が挙がっていることには、「岡村の口調からのイメージですけど、そんなに“身を落として”この仕事に就いたっていうイメージじゃなかったんじゃないかって気がする」とコメント。「岡村が今、いくら説明しても、『そんな不幸な人を喜ぼうとしたんじゃないです』って言ったって、それはね、今、これだけ大きな問題になっちゃったら、大きな声にはかき消されちゃう」と話した。
一方、リスナーからの質問に答える形で問題の発言がされたことには「『僕はリスナーに寄り添うことを忘れてしまった』って言っていたけど。これは俺の考えだけど、あいつは寄り添ったんだよ。そいつを何とか勇気づけようって、それが間違いだったのかもしれない」と指摘した。
ネット社会で深夜ラジオも以前より手軽に聞ける時代に。太田はそのことについて「社会性が高くなった」と表現し、岡村はその点に気づいていなかったとも。「最終的にはリスナーとか大衆、大衆って言ったらおこがましいけど、お客さんが俺たちの芸能を判断してそれがダメだったらダメっていうことになるし」と私見を述べ、「う~ん、俺以外は全員クビだな」とボケていた。