「エール」山崎育三郎 久志子役を絶賛「素晴らしいの一言」山口太幹“撮了サプライズ”に「泣きそうに」
2020年06月17日 08:20
芸能
子役オーディションは昨年5~6月に実施。書類審査を通過した男女約200人の中から1~3次審査を行い、裕一役に石田星空(11)、音役に清水香帆(11)、久志役に山口らが選ばれた。
山口が演じる佐藤久志は、裕一の小学校の同級生。のちに東京の音楽学校を卒業し、歌手に。裕一、作詞家の村野鉄男(中村蒼)とともに「福島三羽ガラス」と呼ばれる。父が県議会議員という裕福な家の息子。小学時代は「存在感はあるのに、気配を消すのは得意なんだ」。モデルとなったのは、戦時歌謡から「イヨマンテの夜」などの歌謡曲で知られる歌手・伊藤久男氏。実際に古関裕而氏の親友だった。
山口は「『大人になった久志を演じるのは山崎育三郎さんだよ』と聞いた時は、正直、山崎さんのことを知りませんでした。すぐにインターネットで調べてみると、凄くカッコいい人だなと思いました。その方の幼少期を演じるので、僕で大丈夫かなと心配にもなりました(笑)」。ネット検索は山崎の顔しか分からなかったが、メイク室で初対面。「実際にお会いすると、背も高くてステキな方でした。僕のメイクが終わりそうな時に、ちょうど育三郎さんが来られて『髪形、同じだね』と声を掛けてくださいました。久志は髪がクルクルしているので(笑)」と振り返った。
3月に自身のクランクアップを迎えたが「育三郎さんが花束を持って、サプライズ登場してくださいました。ビックリしましたが、とてもうれしかったです。ウルッとして泣きそうになりました。最後の撮影で育三郎さんに会えたことは、かけがえのない思い出です」と感激。
山崎は「とてもかわいかったですね。山口さんの姿から(久志を)演じる上でのインスピレーションを頂いたので、自分を見ているかのような気持ちにもなりましたし、抱き締めたくもなりました」と印象を語り「彼のお芝居を、自分の芝居につなげようと思って見ていたのですが、素晴らしいの一言です。僕が山口さんぐらいの年齢の時は、人の目を見て話すことも苦手な子どもだったので、しっかりしているなと思いました。素晴らしいお芝居をされます」と称えた。