IKKO　着物の魅力を力説「弱った時にパワー感じられる」自粛期間中も自宅で着物

　美容家でタレントのIKKO（58）が29日、東京・上野の東京国立博物館平成館で30日から始まる特別展「きもの　KIMONO」の開催を記念した取材会に出席した。 　30代で着物の魅力に気づいたといい、「帯を締めた瞬間、凜（りん）とした感覚というか、『私はまだやれる、やっていける』という感覚が備わってくる。今、大変な時代じゃないですか？自分が弱った時に、パワーが帯を締めた瞬間に感じられる」と、着物から得る不思議な力について力説した。

　着物初心者に向けては「1日でも2日でもいいから、基本は習って、自分なりに緩やかに着て、自分なりの着方を覚えていくといいんじゃないかな？」とアドバイスしていた。

　ステイホーム期間中も着物を着る機会を作っていたという。「家の中にいないといけないから、ラフな格好が多かった。でも、これが続いてしまうと、どこまでラフになっちゃうんだろうと」思い立ち、「着なくなると体にまとわりついていかなくなるので、時々は着てました」と明かした。